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w closet×JUGEM

身近な生き物が漢方薬に

11月24日 FB

昔の映画などで、お金持ちのおうちに鹿の頭の剥製が飾ってあります。
あんな立派に育ってしまった鹿の角は、漢方薬としては「中薬」。
もっと小さく、血や神経が通った状態の幼角が「上薬」になります。
1年で生え変わる鹿の角は、4月〜9月は成長ホルモンも多く身体を温めて元気をつける【精】を補う成分が多いのですが、後半の9月〜3月はどんどんカルシウムが沈着して骨化し、最後はぽろっと取れてしまう。
お年寄りの冷えによる頻尿、痛み、骨粗しょう症、認知機能の低下など。
成長期のお子さんの発育促進。
不妊症、更年期、生活習慣病などホルモンバランスの乱れなど。
「腎」を元気にしてくれるフレッシュな鹿の角を試してみたい方はご相談下さい。
  • 2018.11.24 Saturday
  • 15:25

身近な生き物が漢方薬に

8月6日 FB

鹿の角。
中国医学では不妊症、老化による頻尿、腰痛、足腰の弱りなどの使われますが、最近わんこのデンタルガムとしても人気だとか。
なんと山中湖では、わんこと一緒に山に入り、森の中で鹿角採集散策ツアーなるものが行われているそうです。
ぽろっと落ちた鹿の角だけでなく、頭蓋骨付きの白骨遺体(?)なども見つかるようです。
わんこ、大興奮しそうですね。
牛の大腿骨などと比べてもかなり硬い鹿の角は、割れにくく長持ちするので重宝します。
ただ、あまりの硬さに歯が欠けてしまったり、折れてしまったりしないように注意して下さい。
鹿の角が小さくなると、あやまって飲み込んでしまう事もありますから。
多分、かじっただけでは薬効は期待できないでしょう。
老化予防として鹿の角を使いたい時には、ワイルドに噛まなくても良いように作られた漢方薬がちゃんとございます。
  • 2018.08.06 Monday
  • 10:59

身近な生き物が漢方薬に

7月13日 FB

「さあさあお立ち会い。ご用とお急ぎのない方はゆっくりと聞いておいで」
ガマの油売りの一節ですが、まぁ私くらいの年代では、なかなか実際に売っているところを見た事はありません。
ガマの分泌液は、ちゃんとした生薬として使われています。
心臓のポンプ機能を高める【強心作用】ですとか、【利尿作用】、【呼吸促進作用】など。
しかし、現在の香具師が売っているガマの油にはこのような薬効は期待出来ませんので、薬局でお買い求め下さい。
夏の暑さによる動悸、息切れなどにも良いですよ。
それにしてもガマの分泌液なんて、誰が一番初めに飲んでみようと思ったのでしょうか?
昔の人ってすごいですね。
  • 2018.07.13 Friday
  • 13:11

身近な生き物が漢方薬に

4月28日 FB

昨夜は日本橋で勉強会でした。
痛みに使用される漢方サプリメントについて。
アリですとか、亀ですとか、ヒルですとか生き物オンパレードな講義ですが、もう慣れたものなので何とも思いません。
いや、始めの頃から淡々と虫(もちろん生きていません)をフライパンで炒っていましたね。
そういう性格なのでしょう。
筋肉痛、関節痛、神経痛などなど漢方薬の補助として体質に合わせて使うと良い漢方サプリメントもいろいろありますのでご相談下さい。
「どうしてもヒルは・・・」という方には別なものをちゃんとお勧めいたしますのでご安心下さい。
しかし、もう錠剤やカプセルなど製剤化されていますので気持ち悪くはないですよ。
明日からのゴールデンウィーク、休まず営業しております。
  • 2017.04.28 Friday
  • 15:34

身近な生き物が漢方薬に

7月25日 FB

最後の身近な生き物が漢方薬に。

第5段は「ゴキブリ」です。

中国4000年の歴史はこんなものまで漢方薬にしてしまうのですね、恐ろしい。

スッポンの形に似たシナゴキブリ、中国南部・台湾・日本などに分布しているサツマゴキブリの雌を使いますが、中国では薬用として各地で飼育もされているとか。

「䗪虫(しゃちゅう)」といいます。

強い活血(かっけつ)作用で血の巡りを良くし、血液ドロドロを改善します。

打撲の傷、骨折、ねんざ、女性の無月経、産後の腹痛、お腹の腫瘤(はれもの、塊)をとる作用があります。

そういえば高校生の頃文化祭でゴキブリを採取して展示していたような記憶が・・・。

あれは何のテーマだったのか。

部活に明け暮れていた私はクラスの展示を真面目にしていなかったのでよく覚えておりません。

中国の方は研究熱心ですから、まだまだ色々なものを漢方薬にしていますので、また機会がありましたら、こんなお話したいと思います。
  • 2014.07.25 Friday
  • 15:07

身近な生き物が漢方薬に

7月23日 FB

暑いですね。

梅雨も明け、これから熱帯夜が続く模様。

熱中症に気をつけながら冷やし過ぎないようにして下さい。

身近な生き物が漢方薬に!

第3段は「ヤモリ」です。

金沢で学生をしていた時、外壁にはヤモリ、外廊下にはアマガエル、部屋の壁にはカメムシがよくいましたね〜。

漢方薬にするのは、日本にいるような小さなヤモリではなく、体長20cmになるオオヤモリを「蛤蚧(ごうかい)」といいます。

開きにして乾燥するのですが、必ずオスとメスの2匹を対にして竹に固定して売っています。

オスを蛤、メスを蚧と言うとか。

滋養強壮の薬として使われます。

また、止咳(しがい)作用があるので肺結核や喘息などにも。

尾の部分の薬効が優れているので、尾の欠けたものは劣品とされるそうです。

明日は何にしましょうか。
  • 2014.07.23 Wednesday
  • 14:45

身近な生き物が漢方薬に

7月22日 FB

さて今日も身近な生き物が漢方薬に!

第2段「ミミズ」です。

乾燥したものを使います。

「地竜(じりゅう)」といい、解熱作用に優れているため、熱冷ましに使われます。

日本産の地竜はカッショクツリミミズというミミズで、大きなものでは体長25cmほど。

中国ではフトミミズ科の体長35cm、幅1cm以上のものを使う事もあるそうです。

その他止咳(しがい)作用、気管支拡張作用があり、喘息や気管支炎にも。

「地竜」はちゃんとした医薬品ですので、顆粒やドリンク剤などの形で普通に薬局に置いてます。

総合の風邪薬に入っている商品もあるのです。

では、昨日のセミの抜け殻同様、そこらのミミズを取ってきて飲まないようにお気をつけ下さい。

明日は「ヤモリ」について説明してみましょう!
  • 2014.07.22 Tuesday
  • 14:41

身近な生き物が漢方薬に

7月21日 FB

お子さん達は夏休みに入りましたね。

宿題、頑張って早めに終わらせてお母さんに怒られないように。

そこで、自由研究の参考になれば。

身近な生き物が漢方薬に!

第1段は「セミの抜け殻」。

はい、そうなんです。

クマゼミやアブラゼミなどのあのセミの抜け殻を煎じて飲むのです。

「蝉退(せんたい)」といいます。

かゆみを止める「止痒(しよう)作用」があるので、湿疹や皮膚掻痒症(皮膚が乾燥してかゆくなり掻き壊す)に。

けいれんを抑える「止痙(しけい)作用」があるので、小児の夜泣きやひきつけ、破傷風菌によるけいれんに。

化膿症や中耳炎には粉末にして塗る治療法もあります。

実は私も子供の頃飲んだ煎じ薬の中にこれが入っていました。

しかしくれぐれもそこらで採取した抜け殻を飲まないで下さい。

どんな寄生虫や細菌が付いているかわかりませんので。
  • 2014.07.21 Monday
  • 14:00

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