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中医学・漢方

3月2日

【人間】を長年やっていますと、自然と色々な所に汚れが溜まっていきます。
血管にプラークが溜まれば動脈硬化や血栓症に、脳内にアミロイドβが溜まればアルツハイマー病に、肝臓に脂肪が溜まれば脂肪肝に。
毎日お掃除をがんばってくれる免疫細胞たちですが、身体の調子が悪ければ免疫細胞の働きも落ちてしまいます。
ですから病気になるほど汚れが溜まりきる前に、対処を始めないといけないのです。
【未病千防(病気になる前に、未然に防ぐ)】です。
特に加齢によるエネルギーの低下を防ぐ「補腎」と、血液・血管の元気を保つ「活血」が大切になります。
血液検査で異常がある、検査で異常はないが色々な自覚症状がある、という方はご相談下さい。

  • 2024.03.02 Saturday
  • 13:04

中医学・漢方

1月27日 FB

去年のセーターを引っ張り出したら、虫に食われて穴が開いていた、なんて事はよくあります。
虫は高い服ほど食べるそうです。
ウール、カシミア、シルクなどの動物性繊維を好みますが、化学繊維でも食べこぼしがついていると食べられてしまうとか。
昔は虫よけに【樟脳】が使われていました。
あの独特の臭い、実はタイガーバームにも使われています。
漢方薬としても使われ、強心作用や開竅作用(頭をすっきりさせる作用)、止痛さようなどがあります。
似たような構造の生薬で【竜脳】がありますが、こちらは「能活精」という漢方薬に配合されています。
思考がぐるぐるして集中力が落ちたり、頭に熱がこもった状態になったり、睡眠がうまく取れない時に使われます。
香りの成分がよく効くようです。
頑張り過ぎの受験生の方、クールダウンにどうぞ。

  • 2024.01.27 Saturday
  • 13:36

中医学・漢方

1月26日

漢方薬の中には、他の薬を上に導いたり、下に導いたり、特定の経絡に導いたりする「引経薬」というものがあります。
花や葉っぱなどふわりと軽そうな生薬は上向きの昇浮性があり、根、種、鉱物、貝殻など重そうな生薬は下向きの沈降性があると考えます。
胃下垂などエネルギー不足で内臓が下がってしまうような時に使われる「補中益気湯」には【升麻】という引き上げの生薬が配合されています。
子宮の下垂、脱肛(痔)などにも使われます。
真珠の粉である【珍珠】は気持ちを落ち着かせてくれる生薬ですので、下向きですね。
不安でそわそわした気分を安定させてくれます。
上下だけでなく、浅い・深いという導き方もするなど、漢方薬は不思議なものです。
これもすべて長年の「経験則」なんですよね、すごいです。
食品でもある程度の方向に導く事ができます。
どんな体調の時に、どんなものを使ったらよいのか、ご興味のある方はご相談下さい。

  • 2024.01.26 Friday
  • 15:20

中医学・漢方

1月12日 FB

空気が乾燥し、お肌も喉も鼻もカサカサ、ムズムズするという方も多いようです。
かゆくなったり、荒れてしまったり、長引く方は乾燥だけではなく、【血】の不足もあるかもしれません。
肌粘膜に栄養を与えている【血】は、不足すると炎症を起こしやすくなります。
保湿してもなかなか治らない方は、修繕機能を高めるためにも血液を増やしましょう。
皮膚がかゆかったり、鼻が詰まったりすると睡眠が妨げられますが、それだけではなく【血】が不足すると睡眠がうまく取れなくなったり、神経が過敏になったりするのです。
レバーや緑黄色野菜など鉄分の多い食事も大事ですが、食べた物を活用できない状態になっている方もいらっしゃいます。
補血薬や天然栄養補助食品などをうまく使って【血】を増やしていきましょう。

  • 2024.01.12 Friday
  • 14:35

中医学・漢方

12月20日 FB

のどがむずむずする、声がかすれる、のどが痛い、咳が出る、といった時に使われる【甘草湯】は甘草オンリーの処方です。
甘草は薬用植物として最も広く使われていますが約9割は輸入、しかも多くが栽培品ではなく、中国や中央アジアに自生している野生品を採ったもの。
漢方だけでなく、消炎作用として化粧品に使われたり、甘味料として食品に使われたり、需要は増えているので将来が心配です。
そんな中、北海道である企業が大規模栽培に乗り出し、数年かけて毎年数トンの安定した収穫量を保っているそうです。
これでもまだまだ足りませんので、どんどん広がってくれると嬉しいです。
甘草は、一緒に配合された漢方生薬の働きを調和させる「使薬」として働くので多くの漢方薬に入っています。
良い働きもしてくれますが、使い過ぎで副作用も見られますので、適切に使って元気になりましょう!

  • 2023.12.20 Wednesday
  • 12:46

中医学・漢方

11月24日 FB

漢方薬、飲みづらいですよね。

大人でも嫌がるのですから、お子さんは飲ますのが大変です。

一番飲んでくれないのが2〜5歳児の皆さん。

小学校に入る頃になると「元気になるよ〜」と説明するとちゃんと飲んでくれるお子さんも増えるんですが。

小児科の先生がおススメしているのが、「小建中湯+ミロ」「抑肝散+コーンスープ」「「小青竜湯+マヨネーズ」ですって。

色々な味を試してたどり着いたそうです。

これ以外の処方の場合、何がいいか悩むところですが、苦味の強いものはチョコレートと、辛味があるものはカレーと、など似た味のものと組み合わせると比較的飲みやすくなります。

また、ただ甘いだけのものよりはちょっと酸味のあるものを混ぜた方が飲みやすくなります。

いつまでもアレンジするのは大変ですが、まったく漢方薬の味を感じないわけではないので、飲んでいるうちに慣れてきてアレンジ無しでも飲めるようになります。

大変だとは思いますが頑張って飲んで下さい!

  • 2023.11.24 Friday
  • 11:08

中医学・漢方

10月18日 FB

昼間は気温が高いながらも、空気は秋の気配になりました。
山もキノコがたくさん生えていますが、今年は暑さの影響で夏のキノコがまだ残っています。
秋のおいしいキノコと素人では見分けがつかない毒キノコが一緒に生えている危険があるそうです。
キノコ、山菜、野草の食中毒は毎年みられますが、異常気象の年は思わぬ所に思わぬ物があったりしますので特に注意が必要です。
動物が食べていても、人間には毒性がある事もありますので基準にしないで下さい。
中国医学でも、サルノコシカケ(霊芝)、冬虫夏草、チャガ(シベリア霊芝)などのキノコを使いますが品質も含めちゃんとしたものを使わないと効果が無いだけなく、害になる事も。
専門家お任せください。

  • 2023.10.18 Wednesday
  • 13:05

中医学・漢方

8月5日 FB

先日大阪に行った時に神戸にも立ち寄ったのですが、その時行ったコーヒーショップで買ったもの。
自家焙煎しているお店で、全種類のコーヒーを試飲させてくれます。
一番味が好みだったのがこのコーヒーなのですが、なんとデカフェでした。
コーヒーを夜に飲んでも眠れますし、トイレが近くなる事もないので、まったくデカフェに注目した事がなかったのですが、味が美味しいとは!
買って帰って、カフェインを気にせず飲める手軽さにはまっております。
美味しくないのに我慢して飲むのは嫌ですが、美味しいなら健康に良い方がいいですよね。
味の好みは人それぞれですが、気になる方はぜひ。
漢方薬も美味しいと思う処方は、身体に合っていると言われます。
めっちゃ苦い漢方も、必要な時に飲むと苦さが気にならない・・なんて事も。

  • 2023.08.05 Saturday
  • 12:48

中医学・漢方

7月29日 FB

昔からある「富山の置き薬」で有名な配置薬。
お家の救急箱に医薬品を前もって置いておき、使った分だけ後払いする方法で、使わずに期限が切れてしまったものも、新しいものに代えてくれます。
ちゃんと医薬品を販売できる「登録販売者」が来てくれるので、家族に合った薬を選んで入れ替えてもくれます。
そんな配置薬ですが、どんどん減少しています。
ドラッグストアが増えたり、コロナで営業周りが難しくなったり。
ただコロナの時は、自宅療養する時に重宝もされたので、残って欲しいものです。
配置薬には漢方薬もよく使われており、風邪の時など、自分で「こんな症状だから」と薬をちゃんと使い分けたり。
飲み方が分かっていると、配置薬ではなくとも、漢方もちょっと知っていると急な体調不良の時便利ですので、ぜひ「救急箱漢方」勉強してみて下さい。

  • 2023.07.29 Saturday
  • 14:23

中医学・漢方

6月21日 FB

6月出始めの芍薬を中心としたアレンジメント。
いつも思うのですが、先生のチョイスされるお花の色味が本当に美しい〜!
芍薬は、漢方薬ではポピュラーな生薬です。
芍薬甘草湯(足のつり、胃痛など)、当帰芍薬散(婦人科疾患など)は皆さんも聞いた事があるのではないでしょうか。
血を補いながら血の流れを良くしてくれる働きがあり、痛みもやわらげてくれます。
実際に漢方薬として使われるのは「根」ですので、今回のアレンジメントには薬効のある所はありませんが、キレイな花を見ているだけで気分が上がるのも良い効果です。
ジメジメ蒸し蒸しの日が続きますので、皆さんも何かお部屋が気持ち良くスッキリするアイテムを置いてみて下さい。
気分が上がらない方は飲むものもございますので、ご相談下さい。

  • 2023.06.21 Wednesday
  • 14:50